さまざまな使い道があるケイントップ
有機土壌改良剤「ケイントップ(SK土改剤)」は畑の土に鋤き込むことで、土壌菌(有効菌)の働きが活発になり、腐植を生み出しのりづけされることで大小の隙間が混在する土壌(団粒構造)が育まれます。稲わらと同じように扱え、ふかふかな土壌になり土を固まらせにくくする効果があります。
ケイントップは土壌改良のためだけでなく、蒸散防止のためマルチング材などさまざまな活用法がある点がポイントです。ハウス農業では水分の蒸散が激しいというお悩みがあり、マルチングや通路に敷くことで水分の蒸散を防止します。また、最終的には土に還り、地力を強化する効果もあります。こちらでは農業資材を取り扱っている「アグリック株式会社」が、ケイントップのさまざまな使い道についてご説明します。
マルチング材への活用について
マルチングの素材はさまざまであり、ビニール製のもありますがケイントップのほうが環境に優しいのは明白です。ケイントップをマルチング材として畑の上にかぶせれば、収穫後には土と一緒に鋤き込むことができます。ケイントップは土壌改良材として使えるので無駄がありません。同様に土に鋤きこむことができる生分解性マルチ素材もゴミとならずに土壌菌が水と二酸化炭素に分解してくれます。環境には優しいですが、ケイントップと異なり、糖分を含んでいないので土壌菌の活性するといった土壌改良の効果は見込めません。
団粒構造で根が張りやすく、通気性や排水性に優れた“豊かな土壌”を形成するケイントップは、マルチング材としても最適な素材といえるでしょう。稲わらもマルチング材として使用することができますが、ケイントップは稲わらよりも繊維が多く、耐久性が高いというより優れた特長があります。
ハウス農業の水分蒸散を防ぐことができる
ハウス農家様で水を撒いてもすぐに蒸散してしまうといったお悩みはありませんでしょうか?植物には水分が必要なので蒸散が激しいことは良い農作物を育てるためには重要な問題です。蒸散を防止し品質の高い農作物を作るためにケイントップをマルチングとして使用したり、通路に敷いている農家様も多くみえます。「ハウス農業は蒸散が激しいから水撒きが大変。だけどケイントップを使用することで蒸散しにくくなった。またその環境で育てたら品質が良くなった。」との感想もいただいております。
通路に敷くことで作業を効率化できる
ケイントップは畑の通路に敷いて使用することもできます。ケイントップを敷いていない畑では、散水時や降雨時に通路がぬかるみ、歩きづらくなったり、靴が泥まみれになったりなど、作業がスムーズに進みません。ケイントップを通路にも敷くことで、土のぬかるみや泥汚れ、作業時の土の踏み固めなどを防いでくれることにより農作業の効率化につながります。特に菊農家では広く普及しており、菊の通路にケイントップを敷いているケースが増えてきているようです。
もちろん収穫後には土に鋤き込むことによって、土壌改良材として使用していただけます。このようにケイントップには、農作業のさまざまな場面で役立つ農業資材なのです。